東京ありがた記

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Arigataki is written in Tokyo.

ミッシェルガンエレファントのライブに行けたのはまだ解散前だったからだよ

ミッシェルガンエレファントのライブの手順

4thアルバム『ギア・ブルーズ』を出した頃のミッシェルです。

ビジュアルはご覧の通りのインテリヤクザ風。基本的にライブでもこのスタイルを崩しません。

その人気は凄まじく、毛色の違うJ POP愛好家の間でも沸騰していました。

ライブのチケットは当然プラチナ化して入手困難を極めました。

そうなると確実にチケットを手に入れる方法はただひとつ、

公式ファンクラブ「rockin' blues」入会です。

入会特典

  • ライブチケット確保
  • プラスティック製の会員証
  • 年に数回ファンクラブ会報

ファンクラブ会報は中学生が作ったのかと思うほど粗末なシロモノでしたが、

今ではそれがネット上で当時の入会金(5,000円)くらいのプライスで出回っています。

 さてライブ当日。

たいていスタンディングのライブハウスでしたが、現場では多くの人が同じような動きをしているので初めての人でも心配無用です。

ライブ前の観客の行動パターン

  1. 物販エリアで黒Tシャツなどを購入
  2. 着替えます
  3. バーでアルコールを購入
  4. 飲みながらライブが始まるのを待ちます

ちなみにその間フロアにかかっているBGMはチバユウスケ氏の選曲によるものです。

さあ、BGMがやがて60年代のマカロニ・ウエスタン映画「荒野の1ドル銀貨」のテーマになりるとバンドのメンバーがゆっくりと登場してきます。

そして唐突にライブがスタート。

その瞬間フロアではモッシュとダイブも同時にスタート

押し合い圧し合い、前後左右だけでなく、上にも下にも人の姿が現れては消えていきます。

フロアはあっというまに異常な蒸し暑さになり呼吸がしずらくなってきます。

酸素濃度はおそらく富士山頂に近いくらい薄くなっていたはずです。

それでもライブは止まりません。

気づけば着ていた服がビリビリに破け、履いていた靴も片方どこにいったのかわかりません。

それでも生き残った人々はミッシェルのライブに大満足して家に帰り着くと、また

アルバムを聴きたくなるのでした。≫『ギア・ブルーズ』をamazonで調べる

ミッシェルガンエレファントの解散は突然だったから

もし推してるバンドあるのなら、出来るだけライブに行き続けるべきです。

なぜならバンドはある日突然解散してしまうものだからです。

好きなバンドのライブに行くチャスはたくさんあるようで実は思っているよりずっと少ないことに後になって気づきます。

例えば私が BOØWYに熱中していた中学高校生の頃にはバンドはすでに解散していた後でした

ですから数年後にアルバイト先で、『LAST GIGS』に行ったことのある少し上のお兄さんから聞いた話に興奮しました。

リアルタイムの空気を吸った人間の語る話にはプレミア感が漂います。

ご存知の通りその後BOØWYは一度たりとも再結成してませんからそのライブ体験自体がプレミアムです。

だとしたら同じように私のミッシェルガンエレファントのライブ体験の価値も爆上がりしてるかも!?

追記:2021年8月

 

90年代頃の日本のメインストリームといえば、TKファミリーでした。

とにかく世の中のTK含有量はすごかったのです。

その中で私はミッシェルガンエレファントにたどり着いてライブにまでいけたのですからラッキーでした。

しかしたどり着けなかったバンドもあったんだなとTKを逆恨みするような出来事が最近ありました。

それはロックフェスのライブ配信ナンバーガールを観てしまったからです。

もちろん90年代当時にナンバーガールの存在は知っていました。

ところがTKに行く手を阻まれて(?)聴いてこなかったんですよね。

でも数年前から活動を再開していたというのですから、ライブにも行けるということではないですか!

嗚呼、ありがたい。