もしあなたが読書の習慣のない人だった場合、毎日数知れない機会を逃している
毎日500ページを読む読書アスリート、バフェットさんの言葉です。
そして「数知れない機会」とはどういう意味なのか、次のように言い表しています。
実は本を読めば、ベン・フランクリンや世界の歴史上のあらゆる偉大な人物とランチを共にすることができる
ベン・フランクリンは米国の100ドル紙幣になってる超偉人です。
そんな歴史上の人物たちが直接教えてくれるのが本なんだよと、バフェットさんは読書の計り知れないメリットをそんな風に説いています。
読書のメリットを享受したいぞというみなさんは、こちらもご一緒にどうぞ。
ウォーレンバフェットと『賢明なる投資家』
ところで、バフェットさんはどんな本を読んでいたのでしょう?
ありがたいことにその本のいくつかは公表されているし現代の私たちも日本語版で読むことができます。
そのなかでもバフェットさんの投資の師匠による『賢明なる投資家』が特に有名です。
バフェットさんは『賢明なる投資家』を読んだことで投資家として空前の大成功を成し遂げたと言えるかもしれません。
しかしそんなバフェットさんでも長い投資人生の中で何度も失敗をしている事実もあります。
おそらくバフェットさんは失敗の度に『賢明なる投資家』を再読していてたのではないでしょうか。
そうやってバフェットさんは長い時間をかけて『賢明なる投資家』の行間を埋めていったのではないでしょうか。
その末に「賢明なる投資家」から後に「オマハの賢人」と讃えられるスタイルを確立したのではないでしょうか。
ウォーレンバフェットと『スノーボール』
バフェットさん唯一の公式自伝のタイトルは『スノーボール』といいます。
読めば分かる投資の正解
スノーボールとは雪の玉のことですが、最初は小さな雪の玉も坂道を転がせば雪だるま式に大きくなるように、バフェットさんは投資資産を拡大してきたことを表しています。
そんな誰にでもできるシンプルな投資手法なのに、なぜみんなマネしないのかとバフェットさんに問うた人がいまいた
バフェットさんの答えはこれまたシンプルです。
ゆっくりお金持ちになりたいなんて、誰も思わないからでしょう
ウォーレンバフェットと『バフェットバイブル』
名言集は自伝の濃縮還元みたいなものです。
ひとつひとつの名言のなかにバフェットさんの数十年の人生がつまっているからです。
相田みつをか?バフェットか?
『バフェットバイブル』にはどれもシンプルな言葉で満ち溢れています。
それは例えばあの相田みつをさんの言葉のように心にぢわ〜っときます。
バフェット日めくり名言カレンダーがあったらいいのに。
ちなみに東京の有楽町にある相田みつを美術館は素晴らしいので一度行ってみることをおすすめします。
ウォーレンバフェットが忠告する「よからぬ読書」とは?
バフェットさんは自らの経験から読書の力を信じているようですが、決して自分の投資スタイルを人に薦めているわけではありません。
私もバフェットさんと同じように『賢明なる投資家』を読みました。
そして『スノーボール』も『バフェットバイブル』も何度も読みました。
大量の本を読むとたしかに色んなことを知ることができるし賢者になったような気分にもなります。
しかし、実体験を伴わない知識でうまくいくほど投資は甘くありませんでした。
一度自己満足の感覚を手に入れてしまった時が危険だ
そんなふうにバフェットさんが忠告していたことを知ったのはずっと後になってのことでした。
その後私は個別銘柄からは完全撤退し、バフェットさんが家族への遺産として残すと言われているS&P500インデックスファンドに投資を続けています。
つまり、ゆっくりお金持ちになろうと思ったのです。
しかしデメリットもあります。
- すぐに結果はでません。
- 長い間お金をマーケットに置いておかなければなりません。
- かなり地味です。
ここは受け入れましょう。
事実、バフェットさんはずっとそうやって投資をしてきたのですから。
そして投資するのと同じように読書習慣を積み上げていくことの大切さもお判りいただけたのでは?