東京ありがた記

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Arigataki is written in Tokyo.

仕事を辞めた時にわかる自分の価値と世にも残酷なお知らせ

 

在職中の関係がネットワークビジネスの標的になる

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例えば勤めていた会社をやめてしばらくたっても誰からも連絡がこないとはどういことなのか?

これなんて何年も働いていたのに何の価値も提供できなかった自分への無言のフィードバックに他なりません。

私の場合もそうでした。

世にも残酷なお話を始めましょう。

誰からも連絡がこなかったと言えばそうでもありません。

思い起こせば2件ありました。

ひとつは元取引先からのアムウェイの勧誘。

もうひとつは元後輩からの自己啓発セミナーの勧誘でした。

私をアムウェイに勧誘した人物は転勤で地方に異動になった元取引先の人。

彼も転職を機にまた東京に戻ってくるというタイミングでした。

話を切り出された時はものすごくがっかりしたのを昨日のことのように覚えています。

その人とはそれ以来連絡をしていません。

それにしてもアムウェイってとっくの昔からオワコンになってませんか?

そもそもアメリカ発のアムウェイ、本国ではまともなビジネスとして認識されています。

なんで日本ではこれほどまでに嫌悪されているのでしょうか?

それは多分、日本へのローンチ戦略を間違えてしまったせいかもしれません。

丁寧なマーケティングなしにやってきては米国流のゴリゴリな手法でお金を吸い上げてしまったのでしょう。

日本におけるネットワークビジネスは初期にこびりついた悪いイメージが払拭されないまま現在に至るわけです。

さらにいうとアムウェイの商品はもはやメルカリとかで売られています。

それって、つまり、、、。

人はなぜ自己啓発セミナーにお金を注ぎ込むようになるのか?

30歳頃になると仕事の悩みが増えるのと同時に使えるお金も増えていきます。

そしていつのまにか自己啓発セミナーの情報に触れる機会が多くなってきます。意識がそっちの方に向いていっちゃってる証拠です。

私も多額の金をセミナーに注ぎ込んできましたが、複数のセミナーに参加してみて気づいたことがあります。

セミナー自体がビジネスであると言うことです。

特に自己啓発を売るセミナーは受講者から継続的な課金を得ることを目的に設計されていて、綿密なマーケティングが張り巡らされています。

例えば「居場所づくり」。

同じ悩みを持つもの同士が集まる場所では参加者の繋がりも強化されます。

そんな場所は居心地がとても良くなります。

いつも価値観を共有できて何でも話せる仲間がいる。

そんな場所は居心地がとても良くなります。

自己啓発目的のはずが、いつしか「ラブコネクション」を求めてセミナーに通うようになるわけです。

さて、会社を辞めた私に連絡してきたもう1人の人物が勧誘してきた自己啓発セミナー。

仕事の人間関係で悩んでいたけど、セミナーを受けて自分が変わったら周りも変わったと熱心にプレゼンしてくるわけです。

さすが営業力に定評があるお相手だっただけになかなか手強い。

それでも私にはその手のビジネスに100万円注ぎ込んだ経験値があります。

丁寧に聞いてあげたあとに、やさしく論破。

それから数年経ちますが、二度と連絡がきていません。

不安に耐えると見えてくる方向性

ネットワークビジネスという魔界村

そこの民たちの「お金の執着心」といったら凄まじいものです。

実は私も会社をやめて安定収入がなくなると「お金の執着心」が不気味に芽生えてきました。

社会的地位が無くなり、自己肯定感が極度に不足気味のタイミングでもあります。

瞬く間に執着心は巨大に成長していきます。

類は友を呼ぶというよう、お金の執着心は同じ心を持つ人たちを引き寄せあいます。

その時が運命の分かれ道です。

どの方向にいくのか?

それは私たちがこれまでの生き方か試される重要な瞬間です。