図書館。
「あんまり興味のない時代遅れの本や、子供向けの絵本とかたくさんあるよね」
「受験とか資格の勉強をしに行くところでしょ」
そんなイメージのせいで足が遠のいてる人、結構います。
しかし今の図書館はそんな場所ではありません。
使い方次第では私たちの生活の質を劇的に変えることだってできます。
さっそく図書館のイメージを最新バージョンにアップデートしていきましょう。
図書館に読みたい本が置いてない理由
まずは私が図書館のヘビーユーザーになるきっかけから。
私はある作家のベストセラー本を読みたいと思い図書館にに行きました。
しかし目当ての本は図書館の本棚にはありませんでした。
あるのは一昔前の本ばかり。
しかしそのときは、その場にあった蔵書検索用のPCがあることに気づき、試しに検索してみました。
すると、なんと最新刊もちゃんと入っていたのです。
つまり人気のある本はそもそも本棚に置かれる間も無く利用者間で絶え間なく流通していたのです。
どおりで図書館に読みたい本が置いてないとずっと思い込んでいたわけです。
図書館はちゃんとみんなが読みたい本を用意しています。
さらにうれしいことに図書館にない本はリクエストできます。
この制度を利用すれば読みたい本はたいてい手配してもらえます。
図書館同士のネットワークを活かして話題のベストセラーからニッチな雑誌までロングテールな品揃えなのです。
しかしながら人気の本はかなり待ち期間が長くてすぐに読めないということもおります。
例えば村上春樹のような作家の新作は半年ほど待つことになります。
別にすぐに読まなくてもいいやと思っていれば、順番がくるまで他の読みたい本を読んでいたらいいと思います。
忘れた頃に村上春樹の新作がやってきます。
とはいえ少しでも早く読みたいと思えば、複数の図書館に予約登録しておくことをおすすめします。
同じ本でも図書館によってウェイティングリストの長さが違うからです。
ポイント
- 図書館に読みたい本はある。
- 新作は複数の図書館に予約する。
図書館は本との出会いの場
本には古今東西ありとあらゆる情報が書かれています。
著者が何年もかけて経験したことを読書はまとめて追体験すことができるのが本というメディアの凄いところであり読書の醍醐味と言えます。
読書はとにかくコスパがめちゃくちゃいいのです。
図書館ではそれを無料で読めるのです。
だからといって本に馴染のない人は本は読まないと思います。
これは「出会い」と「マッチング」の問題だからだと思っています。
私は10代の頃から読書が好きでしたがそれはたまたま面白い本に出会った経験があるからです。
本を読まない人はその出会いの経験がないまま今に至っているだけでしょう。
ふとしたきっかけは人生において常に大切だと感じます。
そもそも図書館には図書館司書という有資格者の人たちによって、膨大な蔵書をあたかもGoogleのようにインデックス化されて本棚に整頓されています。
さらにテーマによって本同士の関連性わかりやすくキュレーションしてくれている場合もあります。
まさに本との出会いの場でありマッチングの場を演出してくれているのです。
図書館通いのちょっとしたお得なお楽しみがあります。
それはたまにリサイクル本が放出されているのですが、その全てがお持ち帰り自由なのです。
しかもけっこう良書が多かったりします。
ただし、あくまでリサイクル本の名目なので「テンバイ」できませんよ。
くれぐれもよろしくお願いします。
図書館利用で可処分所得を守る
基本的に図書館は公的な施設です。
つまり運営には税金が使われています。となると図書館の本は納税者である我々のものでもあるといえなくもない。
私の考えでは図書館にあるはずの本を本屋で買うということは消費税も払うので二重課税のようなものです。
当然、大切な可処分所得も減ります。
かつて私は会社帰りに古本のチェーン店に立ち寄ってはちょくちょく本を買っていました。
今となっては仕事終わりの息抜き的な感じだったのだと思います。
古本ですからそんなに高いわけではありません。
しかしそれを何度も繰り返すたびに私の可処分所得はじりじりと削られていったのでした。
その後、古本屋通いから図書館通いに変えましたが私のニーズはそのまま満たされました。
しかも可処分所得が削られることもありません。
可処分所得を守ることこそ、図書館利用の最大のメリットだと思います。
そして図書館は読書習慣をつくる場所としても活用できます。
読書習慣についてはあの世界一の投資家もその大きなメリットを説いています。
詳しくはこちらからどうぞ。
くわしくは