ずっと積んだままの本。
空いた時間はあるけれど、
なかなか読書がすすまない。
読書習慣があるからといって効率のいい読者をしているとは限りません。
本に使ったお金も結構積みあがっているのでは?
自称読書家が陥りがちな負けパターンとは?
私はいつも読みたい本がありすぎて困っていました。
少しでも面白そうだと思う本はどんどん買ってしまうからです。
特に中古の本屋は宝探しのような期待感も手伝って歯止めが効かないくらい買い漁ることもしばしば。
ところが本屋ではワクワクして買った本も自宅では読む気にならなかったりして結局積ん読状態に。
本に注ぎ込むコストは増える一方なのに肝心な読書量がまったく増えない。
逆説的ですが読書量を増やしたかったら本を買ってはいけないのです。
読書量を増やす3つの作戦
①本屋で本は買わない
身銭を切って買った本じゃないと身にならない説もよく聞きますが、それは人それぞれでしょう。
私の場合、所有しちゃうといつでも読めるという考えからどんどん優先順位が低くなって積ん読のワナにはまりやすいのです。
人によっては最善の策でも私にとっては阻害要因になるのです。
私は今では本を買うことをキッパリとやめています。
数年間一冊も買っていません。
だからといって本を読まなくなったわけでも本屋に行かなくなったわけではありません。
引き続き本屋は好きで行っています。(今はAmazonのサイトと併用)
しかし私にとって本屋は本を買う場所から、情報を仕入れにいく場所に変わりました。
本屋には自分の興味のあるなしに関わらず色んな分野の本があります。
本屋でそれまで知らなかったジャンルに出会うこともよくあります。
興味関心の幅を広げることが読書量を増やすことにつながります。
そしてもうひとつ。
②本屋では立ち読みに徹する
読書量増やすには「立ち読み」が効きます。
最近ではカフェと併設された本屋もあって自宅のように寛いで読書ができる空間もありますがどちらにしても時間制限といものがあります。
〆切といってもいいでしょう。
〆切に追われると集中力が高まったという経験は誰にでもあると思います。
立ち読みは〆切効果というレバレッジがかかるので読書の質も上がっていきます。
ぜひ試してみてください。
何も失うものはありません。
立ち読みですから。
③図書館を徹底的に活用する
本がある場合といえば図書館です。
読書量を増やすためにはとにかくコスパのいい図書館を利用しない手はありません。
借りるということは当然返却期限があります。
実はこの締めきりがあることによって読むモチベーションになります。
買ったのだから読まなくてはという消化試合のストレスはありません。
違うと思えばすぐに返しまえばいい。これで読書量は確実に倍増するでしょう。
こちらの記事に図書館活用法をもっと詳しくまとめていますので参考にしてみてください。
目指すは読書量と可処分所得の増加
ベストセラーになった本もしばらくすれば図書館に入ってきます。
例えば『21世紀の資本』というメガベストセラー。
【r > g】という不等式がその本の代名詞ですが、rは投資の利益、gは経済の成長を表しているそうです。
これは投資家をする人の方が投資をしない人よりも稼いでいることを意味しています。
これをもってして格差を叫ぶこともできますが、別の考え方もできます。
gは私たちの毎月の給料とも言えます。
そしてgを投資に振り向けることによってrを得ることができます。
ふつう、本を買うとき私たちは稼いだgから費用を捻出します。
そしてgはその分減ります。
本を読んだことによってそれがrになればいいのですが、積読のままではただの浪費、貴重なgが目減りしいる状態です。
そうじゃなくてもgは守らなければなりません。
gはあらゆるところから削り取られるリスクに晒されているからです。
それはマーケティングからであり、税金からであったりします。
今回紹介したお話は、読書量を増やすとともに、私たちのgを守りrを増やしていく作戦でもあります。
読書量を増やすことが読書習慣をつくることに繋がっていきます。
読書習慣についてはあの世界一の投資家もその大きなメリットを説いています。
詳しくはこちらからどうぞ。