東京ありがた記

東京ありがた記

Arigataki is written in Tokyo.

サザエさん症候群対策はエンディングで。

サザエさん症候群よりも深刻な別問題があるって知ってましたか?

日曜日ももうすぐ19時。聴こえてくるのは、あのイントロ。

愉快な音楽とは裏腹に、テレビの前のわたしたちは孤独感が深まっていきます。

みなさん同じ気持ちをもう何十年も味わってきてますよね?

これがサザエさん症候群です。

しかし時を経て今、別の症状が出てきているのがわかりました。

それはサザエさんコンプレックスです。

子どもの頃サザエさんを見ていると、サザエさんのファミリーの暮らしは、「ふつう」というのが当時のほとんどのキッズの認識でしょう。

それがサザエさんファミリー=日本の平均的家族像と言われてきたゆえんなのですが、大人(中年)になって改めて見ると、その印象は人にやって違ってくるはずです。

令和の時代に見るサザエさんファミリーの暮らしは、私にはとてつもなく豊かに映ります。

サザエさんの世界は何も変わっていないのにも関わらずです。

何がかわったのかというと日本の「ふつう」の基準だと思います。

もし今サザエさんと自分の暮らしを比較なんてしようものなら愕然とする人はけっこういると思います。

特に世界一豊かな子ども時代を過ごした氷河期世代のメンバー。

「ふつう」と思っていた暮らしに手が届かないかもしれない

サザエさんの暮らしに憧れる。

でも今のままでは、、、

そしてまた憧れ続けるという繰り返し。

これがサザエさんコンプレックスです。

 

それでも習慣でどうしてもサザエさんを見なければ日曜日が終わらないという方。来週からは、たったひとつのことを試してみてください。

紙と鉛筆だけ用意して、エンディング待ってください。

そしてエンディングのイントロに合わせてこう書いてみてください。

 

OIL OIL OIL.

最後の「.」をお忘れなく。

 

うまくいけば、気分が少し晴れるかもしれません。ひょっとしたら歌ってしまう可能性もありえます。その瞬間あなたはサザエさん症候群を一瞬忘れることができるかも知れません。

それができてら今度は、サザエさん症候群サザエさんコンプレックスに困ってるあなたの大切な人にも教えてあげてください。