東京ありがた記

東京ありがた記

Arigataki is written in Tokyo.

東京でアートを愉しむための通な情報6選

【レベル1】前売り券を買っておく
お目当ての展覧会があるのであればあらかじめ前売券を買っておきましょう。当日券より数百円安いです。
当たり前のように思うかもそれませんが、意外とそうでもありません。
大型の展覧会だと現場で当日券を買うために行列に並んでいる光景をよく見ます。
並んでも並ばなくても見るものは同じなのに時間もお金も少しずつソンしているなあと思います。
並んでいる時間があるなら近くの金券ショップで買ってきてさっさと入場した方がよほどいい。
正規の前売り券より格安な場合もあるのですから。
かけないと決めてしまえばいくらでもかけずに済む方法が実はあります。
もちろん楽しむことができます。お金がかかるのは当たり前という考え方だと、なかなか別の考えが思いつかないものです。

【レベル2】割引券を携帯しておく
美術館にはよその展覧会のチラシなどがおかれていますが、その中に割引券も含まれています。
使う使わないかは別として持っていて損はないでしょう。私もいざという時に役に立ったことがあります。
そのためには、常に財布などに忍ばせておくことをオススメします。
忘れやすいので注意が必要です。

【レベル3】プレゼントに応募する
展覧会のチケットは実は有り余っています。だから色んなところでプレゼントされているのです。
特に展覧会の主催をしている新聞社などがウェブサイトでチケットプレゼントを実施しています。
でも当選するためにはそこそこの文章スキルが必要です。
ヒントは主催社側の視点で思いをめぐらせてみることです。
展覧会に興味があって、実際に来てくれそうかどうかが判断基準だとしたら、今回の展覧会が、自分にとってどんな意味があるのかをわかってもらえるような内容にするべきです。
ただいきたいいきたいだけの人を選ぼうとはしないはずですから。
さらに自宅から距離的に近い所に位置する展覧会も狙い目です。
例えば同じく展覧会を楽しみにらしている人でも、遠方の人より近場の人の方が来てくれそうだと判断してしまうのは当然だからです。

【レベル4】ぐるっとパスを買う
首都圏の美術館めぐりに重宝する最強ツールです。
展覧会に2、3回行けばすぐに元がとれる価格なので、迷わずに手に入れるべきでしょう。
それにしてもこのぐるっとパスはとても使い勝手がよくできています。
首都圏の主な美術館が参加しているので、せっかくだからいってみようというモチベーションになります。
それによって行動範囲やアート体験が一気に広がります。
訪れた美術館で特性のスタンプを集める楽しみもあります。参加している美術館で購入できますが、少しでも安く手に入れたいのであれば別の方法もあります。
例えば、勤めている会社の福利厚生の一環として、あるいは自分が契約している企業の何らかのサービスの一環として、ぐるっとパスが割引で買える場合があります。
ぐるっとパス 割引」で検索してみましょう。
注意点もあります。
施設によっては、入場無料と入場割引が分かれていたりします。
同じ施設でも常設展は無料、特別展は割引となっていることもあるので気をつけましょう。
もうひとつは有効期限です。
買った日からではなくて使った日から2カ月間が有効期間なので、どの美術館でどんな展覧会があるのかを調べてから購入するのが賢明です。

【レベル5】付加価値を追求する
美術館ではよくイベントを開催しています。
学芸員によるトークだったり、参加型のワークショップだったり、あるいはクラシック演奏会だったり、基本的にそれらのイベントは入場してしまえば無料で観れるものばかり。
どうせいくならそういった付加価値もプラスして、美術鑑賞めぐりの満足度を上げていきましょう。
情報収集は美術館のsnsはもちろんのこと、アートブロガーの個人アカウトも重要な情報源になります。
まずは片っ端からチェックしていきましょう。そのうち自分の好みにあったものだけが選別されていくので、情報の質も上がっていきます。
ところで美術館には年に数回無料観覧日というものがあります。
この日はぜひとも活用したいところですが、絶対に注意しなければならないのは、高齢者だけの無料観覧日です。
基本的には平日に設定されているのですが、たまたまこの日に来てしまったら最後、とてもまともなアート鑑賞なんてできません。

【レベル6】交通手段の選択肢を広げる
美術館に行くといういうことは、なんらかの交通手段を使わなければなりません。
当然交通費というコストがかかってきます。
ましてや美術館めぐりをすればするほど、そのコストはかさんできます。
最近では、スイカとかパスモのようなicカードが主流なので、交通費を払っていることすら実感できていません。
いくらお得に美術鑑賞をしていたとしても、この交通費というのは意外と盲点なのです。
私が実際にやっていることは場所によって移動手段を3つに使い分けています。

①電車
②自転車
③徒歩

①の場合でもコスト削減は忘れません。
何件か回るのであれば、地下鉄の24時間券がオススメです。
600円で24時間乗り放題なので、ぐるっとパスとセットで使うと、バリアフリー感覚でアート鑑賞を楽しめます。
②は私のメインの移動手段です。
自転車で1時間圏内に立地する施設であれば、どこにでも行っています。
移動の途中で気になったとろにふらっと寄れるのも気楽でいいものです。
ただ、自転車を最大限に活用するには、美術館が多く点在している都心に住んでいることが条件になるかもしれません。
③に関していうと、私は以前からよく歩く習慣があったので、自分には向いている手段だと思っています。
自由な感じでいったら自転車よりもずっと自由です。(自転車は駐論場所を常に気にしておかなけばなりません)
しかし、これも徒歩圏内に美術館があるという前提なので、みんなにオススメできるわけではありません。
それでも①と組み合わせることだったらできると思います。
旅行の時のように移動は電車、現地では徒歩散策のような感覚です。 

藝大卒展

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