東京ありがた記

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Arigataki is written in Tokyo.

資産形成はたった1円から始められるという話

資産形成のポイント。お金をよく拾う人とUFOをよく見る人の共通点とは?

私は道端に落ちてる小銭をよく見つけ、そしてよく拾います。あまりにも頻繁なので不思議に思っていたのですが、ある時こんな説を聞いて納得しました。

「世の中にはよくUFOを見る人がいる。なぜかというとよく空を見上げているから」

なるほど。確かに空を見上げている時間が長ければ長いほどUFOを発見する確率が高くなるように、道端に視線を下ろしながら歩いていれば小銭を発見する確率も高くなるのは道理。

とはいえ落ちている1円を見つけたところで、実際に拾う人はそんなに多くないと思います。1円を拾のは1円以上のコストがかかるなんていうよく聞く噂のせいかもしれないし、たとえ拾ったところで1円ぽっちじゃ今どき何も買えないと思うからでしょう。1円は本当に無価値なのでしょうか?

資産形成できないのはあたりまえ?たった1円も稼げないサラリーマンたち

サラリーマンの仕事を辞めた時に痛感することがあります。給料以外でお金を稼ぐことがとてつもなく難しいということです。明日も会社に行きさえすればお金が入ってくる環境下では考えもしなかったことです。

つまり1円に価値があるか無価値かはその人のこれまでの稼ぎかたを反映しているとも言えるのです。

別にせこい話しをしたいわけではありません。ほとんどの人は自分のお金を増やしたいと思っています。このスタート地点はみんな同じなはずです。問題なのは次にどうするかということ。1円を拾う人はお金の価値を分かっている人です。資産を増やそうと意識しているので、まずはできるだけ減らさないように工夫します。どんなときにお金が漏れていってしまうのか認識します。お金の漏れとは無駄遣いのこと。ムダなものに金を払った上にさらに消費税を支払っているのだからこれほどばかばかしいことはありません。

つまり我々の資産を減らしているのもの正体は税金です。

10万円が配られました。さあどう資産形成をしますか?

例えば10万円全額使った場合、消費税を1万円支払っていることになります。実質的に10万円は9万円に目減りしています。そして10万円は100万円分の消費税に相当します。私たちは年間で100万円くらいわりと使っていると思います。だとしたらこの先支払うはずだっ消費税分のお金が(ただ一度だけ)戻ってきたとも言えます。私にとっては道で拾った1円と同様ありがたく“拾う“ことにしました。

何かを買って10%払うことしません。10万円はそのまま既存の資産の中に放り込んでおきます。10万円分増えた資産全体を複利で運用します。

現実の資産形成はお金に無関心ではいられません。道に落ちている1円を拾うようになったらいい兆候です。資産形成の心が育まれている印です。