見通しの明るい米国株と英語が大好きな、ありがた記管理人です。
言語学習アプリ『Duolingo』で英語学習続けています。
実はApp Storeにリリースされたのが2012年という老舗アプリです。
そして2021年ついにIPOした我らがDuolingo, Inc.
これはとてもよろこばしいことです。
なぜなら財務諸表も開示されて『Duolingo』の稼ぎ方を知ることができるからです。
初決算開示した『Duolingo』の意外な成績
IPO後初めての決算は2021年第二四半期でした。
これは年初からの中間決算ともいえます。
半年間(1~6月)の成績はこんな感じでした。
なんと赤字です。
稼ぎ以上のお金をド派手に使っちゃってます。
Duolingoダイジョーブ?
何にそんなに使っているのか心配になります。
売上と比べて何にどれくらいのお金が使われたのか見ていきましょう。
売上原価は、アプリのプラットフォーマー(AppleやGoogle)に支払う手数料です。
これはアプリをプロダクトにしている以上コントロールできない出費です。
それ以外のお金は研究開発費と販売マーケティングに相当突っ込んでます。
特に研究開発費は売上高の約4割にも達しています。
それらを全てを足していくと売上合計より多くなってることがわかります。(つまり赤字)
サブスクに全集中『Duolingo』の稼ぎ方
しかし、それができるのもしっかり売上が伸びているからです。
そして売上を伸ばしているのがサブスクリプションの拡大です。
サブスクリプションが売上の7割以上を占めています。
『Duolingo Plus』という有料コンテンツの収益強化がうまくいっているのです。
実際Duolingoが重視しているポイントはこちらです。
- 月間アクティブユーザー数(MAU)
- デイリーアクティブユーザー数(DAU)
- 有料会員数
- サブスクリプション予約
- トータル予約
言語学習アプリはとにかく面白くないと続けられません。
Duolingoはアプリに磨きをかけながら、強力なマーケティング活動を通じてDAUとMAUをせっせと増やしています。
ユーザーとの仲良し度を測るDAU/MAU比率は、「とても良い」とされる20%以上です。
その結果が有料会員数とサブスクリプション予約の増加につながっています。
ちなみにサブスクの売上は確定値であることに対して、予約は見込値です。
トータル予約はこれに英語テストDETの登録、アプリ内課金、広告代金が加算されています。
『Duolingo』マーケットの評価は?
そんな感じでDuolingoは安定してお金が入ってくる見通しがたっていますから稼いだお金をどんどん再投資に突っ込めます。
そしてさらに増えたユーザーからサブスク収益がもたらされるという成長スパイラルに乗ってるイケイケの企業です。
IPOから2か月経った時点で株価は40%ほど上がっています。
みなさん、Duolingoダイジョーブダヨと、マーケットもそう言っています。
※使用データの参照元:Duolingo, Inc.公式サイトより