ストレスが溜まって
報告、連絡、相談。
お仕事でよく使われるスローガン「ほうれんそう」です。
そしてもうひとつ「こまつな」というのがあることはご存知でしたか?
「困ったら、使えるやつに、投げる」を意味しています。
「ほうれんそう」が日本の働き方の理想形だとしたら「こまつな」は実情でしょう。
このことは仕事の場面だけにとどまりません。例えば神様、仏様、何々様の他力本願マインド。
近所の神社にて毎年梅の季節に訪れるたびに目にする幾層にも重なった絵馬。あるいは日本一の縁結びスポットでよくみる光景もそう。
さらにプロ野球のピッチャーを大魔神と崇める奉っていた心理も「こまつな」行為を現しているように思えてきます。
かつてなく自分と向き合ってみて分かった大切なこと
フランスの経済学者ムッシュ・ジャック・アタリはこんなことをいっていました。
ポジティブな人は自らゲームに参加してうまくプレーできれば勝てるぞと考える。
楽観的な人は観客としてゲームを見ながら自分のチームが勝てそうだなと考える。
今まで「ポジティブ」と「楽観的」は同義かと思ってましたがどうやら違うようです。
ムッシュの言葉を借りるなら、ポジティブな人は「ほうれんそう」タイプ、楽観的な人は「こまつな」タイプと言えるかもしれません。
思えば私はずっと楽観的なやつでした。今も少しそうかもしれませが少しずつポジティブになってきています。
楽観的からポジティブにシフトしてきた過程に何があったのかというとサラリーマンを辞めたことです。
サラリーマンを辞めると毎月のお金が入ってこなくなります。
人からの連絡も途絶えていきます。すると今までほったらかしにしていた自分と向き合うことを余儀なくされます。
これは大きな大きな試練です。
しかし自分とガチンコで向き合うことで私は大きな人生の気づきを手に入れました。
それは自分がラッキーになれる場所の発見です。
サラリーマンがとてつもない機会損失をしている理由
人はラッキーになるために「こまつな」に頼る必要はありません。
ラッキーにはちゃんとした仕組みがあるからです。たったふたつのことです。
①苦手なことに手を出さない近づかない。
②勝てそうだと思う場所に居続ける。
こんなにシンプルなのにやっぱりサラリーマンの頃は気づけませんでした。
私たちは毎月お金が入ってくるのと引き換えに「自分」をずっと置き去りにしてしまっているのです。
私の場合サラリーマン時代がずっと苦痛だったのはきっと①②とは真逆のことをしていたからでしょう。
このことは何年も続けている投資にも当てはまりました。
人気化した株を高値付近で買ってしまうのは毎度のこと。
さらに良くないのは損切りできないこと。
ずるずると下がり続けて大切なお金が減るわ動かせないわでストレスがすごいのなんの。
しかし現在の私はそうではありません。
苦手な投資対象から手を引き、自分がこれまで勝てていた場所、これからも勝ち続けるこができる場所を探しあて、資金をただ置いているだけです。
私の場合何事もストレスフリーでいたいのです。数々の失敗を重ねてやっと発見した私のラッキー島です。
ラッキーになるためには初めに少しの努力が必要です。
その努力は世の中で流通してきた伝統的な努力とはまったく違います。なにせ人生を楽にするのが目的ですから。
おわり