お金が大好き、ストレスは大嫌いなありがた記管理人です。
「シリーズお金の誤解」へようこそ。
第一回目は給料の誤解について語ります。
私たちは給料は多ければ多いほうがいいと思い込んでいます。
もしもですよ、それが誤解だとしたらどうします?
給料は成果で決まらないだって!?
今回参考にしたテキストがこちらの本『今を生きる資本論』です。
と、そんなことを教えてくます。
では、いよいよ給料についてとても大切なことをお知らせします。
給料は働く人が出した成果で決まっているのではなく、「働く人が明日も仕事をするために必要なコスト」で決まる。
もしそうなら、高い給料を望んだ場合、それに比例して必要なコストも高くなるということなのですが、もっと話をわかりやすくするために私の転職の経験談を例にして説明していきましょう。
数年前に大手の会社に(運良く)転職した頃、私の給料は自分史上最高額に到達していました。
なんでそんなに給料が高かったのかというとそれは超激務だったからです。
つまりストレスがものすごいわけです。
つまり高給を望めば望むほど、ストレスも高くなるということです。
そして現在、私は再び転職をしました。
給料は全盛期と比べて60%ほどです。
それを表したのがグラフ①です。
これだけ見ると給料下がってかわいそうだねと思われるかもしれません。
ではここで給料が「働く人が明日も仕事をするために必要なコスト」であることを思い出していただきながら、今度はグラフ②をご覧ください。
過去給料は高給でしたからその代償としてそれ相応のストレスがありました。
ストレス解消に給料の半分をつぎ込んでいたと思います。
なぜなら明日も仕事をするために必要だったからです。
もしストレスがもっとひどかったら全額、下手したらそれ以上使っちゃう可能性だってありました。
一方、ノーストレスの現在は対ストレスコストもほぼありません。
このように、たとえ給料に差があったとしてもストレスの度合い次第で手元に残るお金が逆転することだってあるのです。
ところで現在の給料に私が満足しているかというと、それがとても満足しています。
なぜかというとちょうどいい額だからです。
私の場合、衣食住と趣味とつみたて投資が無理なく賄える範囲がちょうどいい額なのです。
ちょうどいい給料水準が分かると、給料アップが最善の策ではないこともわかります。
必要以上の給料を得るために必要のないストレスも引き受けるのですから、費用対効果悪すぎです。
ぜひみなさんも給料アップを望む前に、ちょうどいい給料を知ることをおすすめします。
手順はこうです。
- 毎月何にお金を使っているのか知る
- 垂れ流しにしてるお金の流出を止める
- 自分にとってちょうどいい額を知る
では最後にちょうどいい額を損益分岐点として追加した、グラフ③をご覧ください。
私の場合ちょうどいい額(損益分岐点)は現在の給料と同じ水準です。
しかし過去給料は損益分岐点を割り込んでいます。
本当は60でいいのにそれ以上を求めた結果、ストレスに支払うコストによって給料が浸食されていたのです。
それでもまだ給料は多ければ多い方がいいと思っていますか?