東京ありがた記

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Arigataki is written in Tokyo.

【JOJO的】在宅体制下を有利に乗り切る働き方

仕事を本当に回しているものとは?

いち早く在宅化に踏み切った企業の経過報告が新聞の記事にのっていました。

在宅での業務は各自がこれまでに積み上げてきた信頼性を使って行うこと。

これを「信頼関係の貯金」と呼ぶそうです。
例えばアナタが誰かに業務上での協力を求めたとします。その時相手がまず思うのはその内容ではありません。アナタに対しての印象です。アナタが好印象であれば気持ちよく引き受けてくれるでしょう。しかし悪印象だったらあれこれ理由をつけて断られる可能性が高いです。

つまり相手はアナタの信頼性を元に対応を選ぶとといことです。その時どちらにしろアナタの「信頼貯金」は引き出されてしまいます。しかし残高の減り具合は雲泥の差です。下手したら借金しちゃう人もいるのですから。

ゲームのルールが変わって有利になる人たちとは?

ここで残念なお話をひとつ。信頼貯金はつい最近まで続いたオフライン時代の働きぶりが元本を形成しています。つまり、新しく入ってきた人や以前から凡庸な働きぶりだった人にとって在宅体制下の仕事はかなりハンディを背負うことになるでしょう。前者は0からのスタート、後者はマイナスからのスタートです。経験上マイナススタートの人はマイナス幅をどんどん広げていきそうな予感がします。

その点、信頼貯金がある人はかなり有利にこの「ゲーム」をプレイできるはずです。私の考えたところそのプレイスタイルは2通りあります。

①オフライン時代と変わらず貯金をコツコツ積み上げていくスタイル。

②気兼ねなく貯金を使っていくスタイル。

楽をしたい合理主義者の私は②を推奨します。

今こそ「JOJO」のアノ能力発揮の時

ここでいきなり「JOJO」の話になります。あまりにも有名なため「JOJO」の詳細は割愛しますが、この漫画の面白さは「スタンド」という概念にあります。生命エネルギーが作り出す背後霊のような存在とでもいえましょうか。ほぼ全ての登場人物はスタンドを有していて、魂の意思でスタンドを操ります。実際に戦闘するのもスタンド同士です。その感じはある意味リモートワーク的です。

話は再び「在宅ワーク」に戻ります。私は信頼貯金を使った働き方とスタンドを使った闘い方が似ていると思いました。JOJOたちの生命エネルギーが高ければ高いほどスタンドは強力になります。同じように私たちの信用力が高ければ高いほど信頼貯金の影響力も高まります。

JOJOの物語でスタンドはそれぞれ特殊な能力を持っています。もちろん私たち信頼貯金という名のスタンドの能力も素晴らしいものです。本人の姿は見えないけどきっちりやっているに違いないとまわりを勝手に思い込ませてしまう能力です。

この能力をどう使うかはひとそれぞれですが、(楽をしたい合理主義者の)私なら仕事の8割をスタンドにまかせるでしょう。その間当の本人は自分のQOLを高める活動に遠慮なく没頭すしていることでしょう。ズルいと思う人がいるかも知れませんが、まったくズルくありません。これは自分自身がどんなリソースを持っていてどんな価値があるのかを発見した人による、いわば人生の戦略なのです。